GLOSSARY LIST用語集

カートリッジフィルター
ワイエスフィルタージャパンでは、デプス、プリーツ、メンブレンフィルター、その他特殊タイプのフィルター、顧客の要望に合わせたハウジングなど、幅広いラインナップを取り備えております。
フィルターハウジング
カートリッジフィルターをいれてろ過を行うための圧力容器です。設計圧が0.5MPaのものから1.0MPa程度のものが主流です。流体によって材質の選定が必要であり、ステンレスであればSUS304、SUS316、SUS316Lが多く使われています。その他、塩ビやチタン、ポリプロピレン等で作られているハウジングもございます。
ろ過精度
カートリッジフィルターのろ過性能の目安です。1次側と2次側の粒度分布を測定し、減数から確認します。流体、流量、流体粘度などの影響を受けます。またテストの方法はシングルパステスト、マルチパステストなど複数存在します。
1次側
ろ過前の流体を指します。
2次側
ろ過後の流体を指します。
シングルパステスト
1次側から2次側へのろ過を循環させずにワンパスでろ過精度を求めるテスト方式です。
マルチパステスト
流体を循環させてろ過を行い、ろ過精度を求めるテスト方式です。
差圧
1次側の圧力、2次側の圧力を測定し、その差から求める圧力。カートリッジフィルター交換の目安としてモニタリングされます。
交換差圧
カートリッジフィルターは使用につれて目詰まりが発生し、1次側の圧力は上昇、二次側の圧力の減少し、差圧が立ってきます。差圧が立ってきますと、捕捉した異物が押し出され、フィルターの性能を発揮できなくなることもあります。ワイエスフィルタージャパンでは差圧が0.15MPaから0.2MPaの間での交換を推奨しております。
DOE
ダブルオープンエンドの略称。カートリッジフィルターの形状の一つです。流通量が多い形状です。両端に穴があいており、ハウジングのインナーパーツで両端を塞ぎ、使用します。
SOE
シングルオープンエンドの略称。カートリッジフィルターの形状の一つです。ダブルオープンエンドと異なり、上部は蓋に閉じられ、下部はO-ringがついています。ハウジングとはこのO-ringによってシールされます。ハウジングへの取り付けの際に個人差が生まれにくく、弊社では1μ以下の精密ろ過の場合、この形状を推奨しております。
デプスフィルター
ろ材の厚みを効率的に使ってろ過を行うタイプの総称です。弊社ではシリウスシリーズ、シリウスプラスシリーズ、オリオンシリーズがこのデプスフィルターに該当します。
プリーツフィルター
サーフェイスフィルターとも呼ばれます。ろ材をプリーツ状に加工し、カートリッジフィルターの形状に仕上げます。デプスフィルターに比べろ過表面積が広く、流量が取れやすいのが特徴です。弊社ではペガサスシリーズ、ライブラシリーズ、アンドロメダシリーズ、スバルシリーズ等が該当します。
メンブレンフィルター
メンブランフィルターとも呼ばれます。ろ材に膜を使用したプリーツフィルターの総称です。膜の材質は様々で、ポリエーテルサルフォン、ポリサルフォン、PTFEなどがよく使われております。弊社ではアンドロメダシリーズ、スバルシリーズが該当します。
バクテリアチャレンジテスト
メンブレンフィルターの除菌性能を確認する試験方法です。指標菌を用いて試験を行います。
完全性試験
カートリッジフィルターが適切な性能を持っているか確認する非破壊検査です。バブルポイント試験、ディフュージョンフロー試験、ウォーターイントゥルージョン試験などの方法があります。
公称ろ過精度
ノミナルレーティングとも呼ばれます。各カートリッジフィルターメーカー毎に基準が異なるろ過精度の設定方法によって決定されています。
絶対ろ過精度
アブソリュートレーティングとも呼ばれます。一般的にはろ過精度が99%以上の性能をもったカートリッジフィルターに設定されています。