ろ過アプリケーション開発支援について ②
お客様からのご依頼が多いのが新しいフィルターを用いたろ過テストです。
具体的には、打ち合わせを行い双方で一旦のゴールを決定します。
(たとえば、5μ以上の異物を除去したいなど)
流体内の粒度分布や流体の粘度など特性をラボで確認した上でまず、φ47のディスクフィルターや1インチ程度のデプスフィルターを用いて
運転圧を維持したろ過を行います。
同時にここでは1分間あたりの流量変化をモニタリングし、目詰まりのメカニズムも同時に確認を行ってまいります。
基本、1検体3つの異なったロットのろ材を用いたろ過テストを行い、数種類のろ過が終わったものをパーティクルカウンターにて粒度分布を
測定し、ろ過前、ろ過後の数値からろ過精度を確認します。
流体の一部はサンプルとしてお客様のご案内させて頂き、お客様自身にもご確認頂いております。
先に記述した流量変化からある程度のフィルターライフを推測し、ろ過精度とのバランスを考え、フィルターを提案致します。
粒度分布が広い場合はプレフィルターの選定含め実施させて頂きます。
明日は250mmL(10インチ)のカートリッジフィルターを用いたテストをご紹介致します。