優秀だと思ってました。

2003年12月。

 

私の就職活動は東京からスタートしました。

就活ライブ!みたい、とにかく派手で、大手企業さんが一同に集まり、とにかくミーハーな私は、

 

東京

武道館

一流企業

 

のたった3つのキーワードで、親から金をもらい新幹線に乗り、もはや遊びでしかない気持ちで東京へ。

 

そのころの私は、

○通さんとか、

野◯証券さんとか、

博◯堂さんとか、

 

受かると思ってました。

すでに受かった後のことを考えていました。

今ではびっくりします。

何も準備はしてません。優秀だと思っていました。

単位めっちゃ落としているのに(この時点ではまだ取れてると思ってました)

 

俺はもう関西から、この尼崎(*私は幼稚園からずっと尼崎、通称「あま」で育ちました)から

東京へ行って、ミーハーな生活を送るんだとばかり考えていました。

 

実際はその一年ちょっと後、京都府宇治市にいることになるんですが。

あ、宇治いいとこですよ。お茶美味しいし。

 

この時は人によく見られたいだけだったんですね。

東京で、誰もが知ってる大手企業で、

 

「すごいね、いい会社入ったね!」

って言われたいだけだったんですね。

 

受かるはずないでしょ。

もらってくれるとこ、あるはずないでしょ。

「御社の看板が欲しいんです!」って言ってるわけだから。

 

ただ、誰しもがこのタイミングで、自分のやりたいことが明確になってるわけではないんです。

今、やりたいことがわからない、見つからない、そういう方がいるかもしれないですが、

 

大丈夫です。

 

皆さんが想像する以上に世の中にはいっぱい仕事があり、面白さに溢れています。

皆さんが努力しなければいけないのはまず、それを感じることができる機会をいっぱい作ることです。

なので多くの会社、多くの社会人の先輩に会ってやりたいこと、見つけてください。

それは「一旦のやりたいこと」になるかもしれませんが、延長線上に次がちゃんと見えてきますから。

 

今、説明会にエントリーして頂いている方々が、

 

「いや、子供の頃からフィルターを売りたかったんです!」

「夢は画期的なフィルターを開発することです!」

 

いや、そんなはずないでしょ。

 

「どんな会社かな?」

「家から近いからちょっと説明聞いてみたいな」

「残業なしで休みも有給含めて年間130日以上取れるなら興味あるなぁ」

「できれば新しいオフィスで仕事したいしたいな」

 

こっちでしょ。

 

で、説明会聞いて、やっと

「こういうことしたい」「ああゆうことしたい」「こうなりたい」「ああなりたい」

でいいと思うんです。

 

まず、今はとにかく世の中の会社とそこで働く人をいっぱい感じることが大事ですよ、という話でした。

 

自分のダメさ加減をオープンにして弊社のお得意様が不安にならないか少し心配になってきましたが、

続きます。